ゲッターロボ
恐竜帝国


キャプテン・グラン
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・貴族
・搭乗メカザウルス:メカザウルス・ギロ
・キャラクターデザイン:小松原 一男
・登場作品:第8話「危機一髪ゲッター2」
・声:田中 亮一
●武器&能力
・変装
 姿を隠し、ゲッターチームの動きを探っていた。
・爆弾
 頭の飾りは爆弾になっている。自爆に使うため?
・爪
 手の爪は鋭く伸びる。

恐竜帝国の前線基地とするため、原子力研究所を襲撃する任務を任されたキャプテン。
腕は優秀で誇り高いが、打倒ゲッターロボに異常なほどの執念を見せる。
自らの姿を模したメカザウルス・ギロを駆るがゲッターロボと遭遇してしまったため、原子力研究所の占領よりもゲッターロボの撃破を優先して戦い、優れた操縦技術でゲッター2を圧倒する。しかし滝兄弟との喧嘩で体得した、隼人の機転によって間一髪のところを逆転されてしまった。
ゲッターロボに敗北はするが地上を征服するには、ゲッターロボを倒さねばならないことを再認識して報告すると共に、誇り高きキャプテン故に自爆を選んだ。
●名台詞
「帝王ゴール様!ゲッターロボは是非、このわたくしの手で!!」
 ゲッターチームのスパイ活動から帰還して、決意も新たにゴールに戦いを希望する。
「来たか、ゲッターロボ!」
 ゲッターがやってくることを予測していたのだろう。嬉しそう。
「俺は恐竜帝国が地球侵略をするには、お前たちを倒すことが先決だと思っている。
 原子力研究所など二の次だ!相手に不足は無い!こい、ゲッターロボ!!」

 打倒ゲッターロボに執心するグラン。ついには与えられた任務を投げ捨て、ゲッターロボを迎え撃つ。
「くたばれ小童!!」
 ゲッター2を追い詰め、飛び掛る際のセリフ。グランは若者ではないのかな?
「帝王ゴール様!私の目に間違いありません!地球征服のためにはまずゲッターロボを倒さなければ!!
 メカザウルスの全力を挙げて、ゲッターロボを・・・ッ!!」

 自らゲッターの脅威を目の当たりに、帝王ゴールと恐竜帝国の同胞に警鐘を鳴らす。
「負けた・・・、ゲッターロボ。キャプテン・グランの最期を見せてやる・・・!」
 誇り高いグランは、敗北と任務放棄の責任を自らの死という形でとるのだった。
●その他
初めて登場したキャプテン。結果的に任務を放棄してしまったことは残念だが、彼の考えていたゲッターロボの驚異はまさに当たっていたことになる。
なお、劇中序盤から異様に怪しいコートとサングラスによる変装で、ゲッターチームのスパイを行っていたが、あまりにも怪しい姿から滝兄弟との関連を疑う視聴者も多かったのではないだろうか?
視聴した方ならわかっているが、実際は全くの無関係である。

変装姿

キャプテン・ラドラ
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・貴族
・搭乗メカザウルス:メカザウルス・シグ、シグ改
・キャラクターデザイン:中村 一夫
・登場作品:第9話「栄光のキャプテンラドラ」
・声:緒方 賢一
●武器&能力







メカザウルスのパイロットとして非常に優れた腕を持つため、打倒ゲッターロボを任されたキャプテン。
マグマを自在に武器とするシグを見事に操縦し、ゲッターロボをピンチに追い込む操縦技術を持つ。
しかし一度目の戦いで崖から溶岩に転落しようとするところをゲッターに助けられ、人間の優しさに触れてしまう。逃げ戻ったラドラはかろうじてもう一度だけチャンスを得ることができ、新しく改良されたボディのシグ改を駆り火山を噴火させてゲッターロボに決戦を挑む。
二度目の戦いでは強化されたシグ改でゲッターロボを戦闘不能・倒す寸前まで追い込むものの、身を挺して町を守るために散ろうとするゲッターの姿と決意に心を打たれ、シグ改に仕掛けられていた自爆装置からゲッターロボを守るため、海へ飛び立ち自爆していった。
●名台詞
「キャプテン・ラドラの名誉にかけて、必ずや栄光を選んでごらんに入れましょう」
 忠義心と揺るぎない腕から来ると思われる台詞。
「貴様たちは、敵の俺の命を助け、そして今、死を覚悟で町を守ろうというのか!」
 敵であるゲッターに助けられたことを思い出し、心揺れるラドラ。そこにゴールの言葉が蘇る。
「はははは・・・、栄光か。ゴール!よく見ていろ、今こそ俺は本当の栄光を選んでみせるぞ!」
 わが身を犠牲に他者を守ろうとするゲッターを前に、ラドラはゴールを裏切る決心をする。
「俺は死を選んだ。しかし、同時に俺は本当の栄光を掴んだのだ」
 爆死した後、夕日に彼の最後の台詞が浮かぶ。彼はヒトとしての栄光を選んだのである。
 なお抜粋した名台詞の2つめと3つめはモノローグであり、口に出したセリフではない。
●その他
初めてハチュウ人類として人間の心に触れたゲストキャラクター。劇中でのゴールの態度を見ても、貴族の中でもあまり良い境遇ではないらしく、栄光にこだわる一面も持つ。
グランやバルキと比べるとゴールの態度は冷たく、貴族の中にも序列や扱いの差があるのではないかと思われる。事実、ラドラ以外にも厳しい待遇のキャプテンもいれば、厚遇されているキャプテンもいる。
その男らしい散りざまは竜馬に「何故・・・何故、お前は恐竜に生まれたんだ・・・?!」と言わせたほど。
漫画版の原作とは全く違う作品である原作アニメだからこそのゲストキャラと言える。

第2次スーパーロボット大戦αでは条件を満たせばプレイヤーの仲間に加わってくれるという、原作アニメ・無印ゲッター最後のサプライズがある。奇しくもラドラがそれまで唯一登場した第2次の名を冠するタイトルである。なお、FC版・PS版第2次およびGB版第2次Gではたいしたイベントはない。
難しい条件ではないが、スーパーロボット系ルートでなければイベントは起きない。条件を満たせばゲッターチーム4人を救出して加入してくれる。さらにラドラの能力は非常に高く、シグの性能は敵バージョンより強いため、大活躍が可能。ラドラ自体は戦闘むけなので、戦闘を目当てに使うと良い。

キャプテン・バルキ
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・貴族
・搭乗メカザウルス:メカザウルス・ギリ
・キャラクターデザイン:白土 武
・登場作品:第11話「激突!ドリル対ドリル」
・声:緒方 賢一
●武器&能力
・電磁ムチ
 恐竜兵士たちを叩き伏せた。
・双眼鏡
 早乙女研究所の様子を探るために使った。



帝王ゴールから直接ゲッターロボの打倒を命じられた恐竜兵士の返事に怒り、ムチで叩き伏せつつも自ら出撃を志願した血気盛んなキャプテン。ゴールにも高くその腕は評価されており、少々の無茶も言える立場にある。
本来はゲッターロボを倒した後の地球征服作戦を担当する予定だったが、ゲッターがなかなか倒せないことに待ちくたびれてしまっていた。ゴール曰く誰よりもずる賢く頼もしい奴。
せっかちで言い出したら聞かないという性格の持ち主ではあるが、実力は高く浅間山の噴火と共に火の玉に偽装した小型飛行機を囮に、ゲットマシンを分断してメカザウルスで研究所を襲撃した。
さらに恐竜兵士をスパイとして送り込むなど何度も作戦を展開するが、最後はゲッター2との一騎打ちに敗れた。
●名台詞
「この大嘘つきどもめが!お前達がゲッターロボを打ち倒すだと?できるものか、お前達ごときに!!どけッ!」
・ゴールの命令を受ける兵士二人を叩き伏せながら。短気な性格とプライドの高さが非常に強く表れている。
「慌てるな!あんなものはサナギから孵ったばかりの蜂の子みたいなもんだ!」
・出撃したイーグル号に対して。実に特徴的な例え方である。
●その他
被っているヘルメットはメカザウルス・ギリの頭部を模している。
浮き出た血管と血走った目といい、その性格がにじみ出たような人物。

キャプテン・ガルマ
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・貴族
・搭乗メカザウルス:メカザウルス・ギイ
・キャラクターデザイン:菊池 城二
・登場作品:第14話「紅の空に命を賭けろ!!」
・声:若本 規夫
●武器&能力
・剣
 腰に下げた剣。使うことはなかった。





ゲッターロボの合体の瞬間を狙って勝負をつける、メカザウルス・ギイの指揮官として抜擢された、勇猛さでは随一のキャプテン。その勇猛さはバット将軍が太鼓判を押すほど。
敵を全く恐れない自信と勇敢さは特筆に値するもの、いささか猪武者気味で突撃を命令してばかりいた。
また撤退命令には反抗気味で、一度目こそ渋々従っていたが二度目の撤退命令はついに無視してそのままゲッターロボとの正面対決を強行してしまう。本来は正々堂々とした勝負を好むのかもしれない。
命令を無視してまで戦いを続け、一度は勝利したと思われたが、ゲッターロボのチームワークの前にギイの最大の武器を破壊されてしまう。それでもなお相打ち覚悟で突撃したが敗れてしまった。
●名台詞
 
●その他
本編をサラッと見ただけだと、あまりいいところのないガルマだが、ミチルのサポートがなければゲットマシンは破壊されていた。それも二度も。決して蛮勇だけの人物ではないはずだが、うまく描写されていない。
声はなんと無名時代の若本氏。本作での出演は今回のみ。
氏がブレイクするのはダンクーガやドラゴンボールZまで待たねばならなかった。

キャプテン・クック
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・貴族
・搭乗メカザウルス:メカザウルス・ゲル
・キャラクターデザイン:小松原 一男
・登場作品:第16話「恐竜帝国の謎を追え」
・声:赤羽根 明
●武器&能力







ゲッター計画のロケット打ち上げを阻止するため、メカザウルス・ゲルを与えられたキャプテン。
ゲルで研究所をミサイルで襲撃するも、新兵器のバリアでゲルの片翼を失ったため撤退する。
しかし実はゲルには予備の補助翼があり、自分のメカザウルスの性能を十分に把握できず逃亡した責任を取らされ、処刑されてしまった。
●名台詞
 
●その他
今回のゴールはいつになく冷酷である。クックはラドラのように立場の低い貴族なのだろうか。
たしかにクックも甘かったのは事実だが、チャンスを与えられることもなく一度の失敗で処刑とは哀れである。

キャプテン・シック
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・地竜族
・搭乗メカザウルス:メカザウルス・ゲル、メカザウルス・ゲル改
・キャラクターデザイン:小松原 一男
・登場作品:第16話「恐竜帝国の謎を追え」
・声:赤羽根 明
●武器&能力
・催眠術
 隼人の姉・明日香を催眠術で操った。
・バイク
 隠密活動に使用した。
・変装
 人間に変装した。

キャプテン・クックの失敗により怒るゴールが、ついに呼び寄せた地竜一族の精鋭。
以前から地竜族の中でも一目置かれていたらしく、巧みな妖術や綿密な策略、そして高い操縦技術とメカザウルスの知識も備えるほどであった。妖術で隼人の姉を操ることで、早乙女研究所の調査を成功させキャプテンの座を手に入れ、着々と昇進に成功する。
ついには十字勲章を授かり、ゲッターロボを倒せば貴族の座を約束されるまでに至った。
ゲッターロボとの戦いでも高い操縦技術で攻防を繰り広げ、マグマへおびき出す決死の作戦でゲッターロボを葬ろうとするが、マシーンランドを発見されるリスクと地竜族を疎んじるゴールに見捨てられてしまった。
●名台詞
「ならば試し乗りをさせていただきとうございます」「存分に戦うには、まず武器を知ることと存じます」
 今までの恐竜帝国のキャラにはない慎重なセリフ。切れ者であると共に、クックとの対比でもある。
「急旋回する時のバランスが悪いので、頭部の風切りをもう2m長くする必要があります」
「それにスピードに対し、ウイングスが小さいために急降下は危険です。ウイングスを今の倍にすべきです」

 なんとガレリィ長官の設計の穴を見抜き、それを指摘した。メカにも精通しているようである。
「これでこの娘は俺の思い通りに動く!」
 妖術で隼人の姉・明日香を洗脳する。なお地竜族による妖術は今回しか描かれなかった。
「ありがたきお言葉!ゲッターロボはこのキャプテン・シックが必ず!!」
 ゴールから十字勲章と貴族の位を授かり、改めて打倒ゲッターロボの任務を受けて。
 このシーンから出撃まで流れる勇壮ながらも物悲しいBGMも印象的。
「ついにやったぞ!俺はやったぞ!!んふふふふ・・・ふはははは・・・!」
 早乙女研究所に向かうゲルの操縦席にて、輝かしい十字勲章を眺めての一言。
「ふっふっふっふ・・・せっかく勝ち取った栄光だ!ゲッターロボなんかに負けてたまるか!」
 翼をやられたと見せかけ、補助翼を展開。反撃に移る際のセリフ。
「このぐらいのことが読めなくては、十字勲章が泣くわ!」
 ゲッターチームの、狭い場所に誘い込んで背後を取る作戦に対して。しかし・・・。
「しまった・・・!・・・なんとか・・・なんとか逆転を!逆転を成功させてこの栄光だけは守りきらなければ!!」
 一瞬の油断でゲルの翼を破壊されてしまう。シックの目に十字勲章の栄誉が遠ざかっていくビジョンがうつる・・・。どん底から這い上がったシックだからこそのビジョンであった。
「カプセルを早く・・・!カプセルを早く・・・!カプセルを早くください・・・!」
 十字勲章を握り締め、栄光にすがるように無慈悲にも溶岩に呑まれるシック。
●その他
以降にもゲッターを苦戦させる地竜族の初登場である。
細かいことだが、ゲルに乗り込むシーンで恐竜兵士が、キャプテンの称号と十字勲章を授かった後はきちんとシックに敬礼しているのが丁寧な描写である。
戦闘でも高い実力を示しただけでなく、知略でも高い手腕を誇っただけにさすが地竜族と思わせる人物。
善人ではないがあまりにも哀れな最期だった。ゴールとガレリィが無情に徹するのと対照的に、バット将軍のみが苦しそうに目を伏せていた。

なお、16話のサブタイトルの「恐竜帝国の謎を追え」だが、これはゲッターチームのことではなく、視聴者のことである。16話は地竜族のことも含め、恐竜帝国の設定の数々が視聴者に明らかにされる話ということである。つまり視聴者が謎に迫る、ということである。

地竜族シック

キャプテン・ルーガ
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・貴族
・搭乗メカザウルス:メカザウルス・ジガ
・キャラクターデザイン:白土 武
・登場作品:第17話「狙われた設計図」
・声:菊池 紘子
●武器&能力
・ペンダント型カメラ
 ゲッターロボの設計図の撮影に使った。
・蛇髪
 頭部の蛇部分が伸びて敵を襲う。
 手練であるゲッターチームを軽く気絶させるほどの威力がある。
・サーチアイ
 目は暗視や透視する能力がある。
・変装
 なんと皮をかぶるように変装する。
ゲッター計画の設計図を手に入れるため身寄りの無いルミ子という少女に化け、早乙女研究所へ潜入したキャプテン。優れたスパイであり、変装・潜入術を遺憾なく発揮し、ゲッター計画の設計図を盗み出した。
ゲッターチームの三人を美貌で手玉に取るだけでなく、見つかったときも竜馬と隼人をしばらく叩き伏せるなど、女性ながら腕っ節もなかなかのものであった。
蛇のような独特の変身能力を持ち、脱皮するように正体を現す。また体に絡みつくような頭部の蛇は、実際に蛇のように頭部から伸びて相手に襲い掛かる。
任務を達成したルーガであったが、メカザウルス・ジガに乗り込み恐竜帝国へ帰還する間際にゲッターロボと戦う事になり、戦闘はあまり得意ではないジガで迎え撃つも無念の内に敗れてしまう。
●名台詞
「キャプテン・ルーガです。早乙女研究所に潜入しました。任務にかかります」
 まんまと研究所にもぐりこみ、ゴールたちに報告をする。
「ムサシさん!大丈夫ですか?!・・・お怪我はありませんでした?」
 転びそうになったところを竜馬と隼人に助けられるルミ子。しかし助けようとして失敗した武蔵を心配する。
「うるさい奴め!」
 スパイの現場を取り押さえられたルーガ、なんと頭部の蛇で竜馬と隼人をあっという間に返り討ちにする。
「ゴール様・・・ッ!残念です!!」
 撃破されたジガのコクピット内で。スパイ活動が成功しただけに無念だったのだろう。
●その他
恐竜帝国の数少ない女性キャラにして、唯一のキャプテン。モチーフはどう見ても蛇だろう。
優れたスパイなのは劇中からもわかるが、正体を現すシーンがはっきいいって怖い。
ゲッターチームの中でも特に武蔵と仲良く接していたが何かの作戦なのだろうか?それとも・・・好み??
まあ、真面目に考えるのなら一番勘が鈍そうでスパイ活動に利用しやすそうだから、といったところだろうか。

ルミ子

歴戦のキャプテン(剣)
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・貴族
・搭乗メカザウルス:なし
・キャラクターデザイン:白土 武
・登場作品:第18話「恐竜帝国のすごい奴」
・声:緒方 賢一
●武器&能力
・剣
 オーソドックスな西洋剣。





武者修行の旅から戻ったザンキの御前試合で相手をしたキャプテンの一人。
剣を武器とする熟練のキャプテンで、口ぶりからもなかなかの手練れらしい。
しかしザンキの強さには全く及ばず、完全に舐められていた。
勇猛果敢にザンキと戦うも、剣を奪われ胸を一刺しされて死んでしまう。
●名台詞
 
●その他
ザンキの相手をした3人のキャプテン。話によるといずれもなかなかの腕らしいのだが・・・。
なんにしても、修行の成果を披露するためだけの御前試合で殺し合いとは、さすがに人材の無駄である・・・。

歴戦のキャプテン(槍)
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・貴族
・搭乗メカザウルス:なし
・キャラクターデザイン:白土 武
・登場作品:第18話「恐竜帝国のすごい奴」
・声:山田 俊司
●武器&能力
・槍
 銛に似た形状の投げ槍。





武者修行の旅から戻ったザンキの御前試合で相手をしたキャプテンの一人。
槍を武器にしており、実力には自信があるようだが、ザンキの足元にも及ばなかった。
真っ先に槍投げでザンキを攻撃するが、投げ返されて腹を貫かれて死亡した。
●その他
 

歴戦のキャプテン(鉄球)
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・キャプテン
・種族:ハチュウ人類・貴族
・搭乗メカザウルス:なし
・キャラクターデザイン:白土 武
・登場作品:第18話「恐竜帝国のすごい奴」
・声:神谷 明
●武器&能力
・鎖鉄球
 鎖付きの鉄球。





武者修行の旅から戻ったザンキの御前試合で相手をしたキャプテンの一人。
3人の中でも怪力自慢らしく軽々と鉄球を振るって見せた。
2番手に鉄球の鎖でザンキを絡め取るも、トライデントで喉元を突き刺されて死亡する。
●その他
 

キャプテン・ザンキ
●プロフィール
・身分・役職:恐竜帝国・戦士→キャプテン→バット将軍・参謀
・種族:ハチュウ人類・貴族(バット将軍の甥)
・搭乗メカザウルス:メカザウルス・ゼン1号、メカザウルス・ゼン2号
・キャラクターデザイン:白土 武
・登場作品:第18話「恐竜帝国のすごい奴」
・声:野田 圭一
●武器&能力
・トライデント
 御前試合などで愛用した三つ叉の槍。
・ナイフ
 バット将軍暗殺に使った。
・変装
 完璧な変装で、早乙女研究所の全員をだました。
・高性能ミクロ時限爆弾・ゼロ
 ガレリィ長官から与えられた強力な武器だが・・・。
長らく武者修行の旅に出ていたバット将軍の甥。以前から優れた武力を評価されており、帰ってくるとすぐさま御前試合で帝王ゴールにその修行の旅の成果を見せることとなった。
その実力は帝王ゴールをも唸らせるほどで、歴戦のキャプテン相手に一対三でありながら一方的に勝つほど。
また優れているのは武勲のみならず、戦略眼や策略など知力も並ならぬものを持っていた。
試合の結果に満足したゴールからキャプテンの称号を与えられ、早乙女研究所攻略のためにメカザウルス・ゼン1号と高性能ネジ型時限爆弾・ゼロを与えられるも、ゼン1号の性能の甘さを一目で見抜き自分専用のメカザウルスを開発する。それに平行しゼン1号を使って研究所の戦力を調べ、さらに完璧な変装で故・早乙女達人の親友の右京哲に成りすましてスパイ活動を行った。
完成したゼン2号で宣戦布告。早乙女研究所を破壊したことで将軍の参謀という地位と、十字勲章を授かるまでの功績を挙げたが・・・強すぎる野心故に将軍の座を狙い、血縁であるはずのバット将軍を手にかけてしまう。
暗殺は完璧かと思われていたが、ザンキが旅に出ていた期間中に心臓の弱っていたバット将軍は予備の心臓を移植していたために助かり、その危険性から帝王ゴールに処刑されてしまった。
●名台詞
「だが、あの翼は無用の長物ですな、ガレリィ長官」「空中戦に持ち込む必要はないんですよ」
 ガレリィ長官のゼン1号に対する駄目出し。ゼン1号の欠点が空戦能力だとすぐに見抜いた。
「叔父上、俺はゼン2号を作りたい。地上戦に滅法強い奴をね」
 こちらは逆にゼン1号の優れた部分が陸戦能力だということに目をつけたと思われる。
「俺は恐竜帝国のキャプテン・ザンキだ!これから早乙女研究所を破壊する!」
 自信に満ちた宣戦布告。変装が完璧だったこともあり、研究所全員が大きく動揺した。
「さあ、出てこいゲッターロボ!このゼン2号と対決しろ!合体するまで待ってやるぜ」
 自分の腕とゼン2号の性能に対する絶対の自信からくる挑発。
「フハハッ!意気地なしども!俺は勝った、俺は勝ったぞ!ハハハハッ!」
 研究所を破壊し、火の海に包みながら発した台詞。これで彼は将軍の参謀と、十字勲章という栄誉を掴む。
●その他
戦術家としても優れており、早乙女研究所の戦力を調べた後はゼン1号をわざとゲッターに撃墜させることで彼らの油断を誘い、結果的にスパイ活動の下地も固めていたことになる。
スパイとしての技術は優れたスパイであったルーガをも凌ぐもので、あの隼人にすら怪しまれるどころか尊敬されるほどであった。手際も素早くゲットマシンにゼロを仕掛けるだけでなく、バリア発生装置も爆破するといった、非の打ち所のないスパイぶりである。
右京変装時には隼人からは「洗練されていて隙がない」とまで賞賛されている。勘が鋭くスパイなどをいち早く疑う隼人をこれほど信用させたという点からも、ザンキのすごさがわかる。
正体を明かした上での宣戦布告を某所では「無駄」だとか言われていたが、これが無駄な行為ではないことは早乙女一家やゲッターチームに与えた精神的ダメージを見ればわかることである。

危険すぎる野心を持つザンキをこの状況では、ゴールも生かしておく判断は難しかったさろうが、生きていれば恐るべき強敵としてゲッターチームを脅かしたであろうことは容易に想像できる。
バット将軍暗殺に関しても心臓を正確に貫いており、新しい心臓の移植という予想外の事態さえなければ成功であった。 彼の最も大きな失敗点は、あまりにも野心が強すぎたこと。それとミクロ時限爆弾・ゼロのお粗末な出来であろう。

右京 哲(キャプテン・ザンキの変装)

恐竜帝国TOP

(C)1974〜1975 ダイナミック企画/東映アニメーション