ゲッターロボ
恐竜帝国・メカザウルス
パイロットの描写が劇中で描かれていない場合、特に人工知能だと思わせる描写がない限りは恐竜兵士とする。
劇中で明確に人工知能とされる描写がある場合はそれに従い人工知能とする。

メカザウルス・サキ
●プロフィール
・分類:陸戦型メカザウルス
・パイロット:恐竜兵士
・全高:41m
・重量:330t
・登場作品:第1話「無敵!ゲッターロボ発進」
●武器&能力
・地中移動
 地底を移動することができる。
・高熱火炎
 口から吐く火炎。
・尻尾攻撃
 強靱な尻尾。締め付けも強力。
・角ミサイル
 頭部の角。ミサイルになる。
・熱光線
 頭部から放つ光線
・投げ飛ばし
 怪力による投げ技。
・かぎ爪
 左腕の大きなかぎ爪。
3大メカザウルスの初出撃の際、ゲッター線を研究する早乙女研究所の存在をキャッチした恐竜帝国が、 ゲッター線の驚異を取り除くために研究所破壊を目的に発進させたメカザウルス。
口から高熱の火炎を吐き、強靱な怪力を武器にする。力はかなり強く、格闘戦が得意。 長い尻尾を叩きつけて締め付けるほか、頭部の角自体もミサイルとして発射することができる。
研究所へ進撃中、ゲッター線を使った巨大ロボ・プロトゲッターを確認したゴールはその破壊を命令。 地中から合体訓練中のプロトゲッターを襲撃し、プロトゲッター3を投げ飛ばして痛めつけ、熱光線で破壊する。
ゲッター1を持ち前のパワーと口からの火炎でピンチに追い込むも、ミサイル発射の隙をつかれて トマホークブーメランで首を切り飛ばされ、頭部を破壊されたことで爆散した。
初戦でありながらゲッター線防御装置により、ゲッタービームを完全に防いだのが印象深い。
●その他
オープニングではゲッタートマホークによって胴体を叩ききられ、斬られた部分にゲッタービームを撃ち込まれて撃破されている。
このように基本的にメカザウルスはゲッター線防御装置があるため、単にゲッタービームを浴びせても効果がない。トマホークなどで破壊した状態でやっと効く。
また損傷しているとマグマにも潜れなくなる。そりゃそうか。

メカザウルス・バド
●プロフィール
・分類:空戦型メカザウルス
・パイロット:恐竜兵士(確定)
・全高:40m
・重量:300t
・登場作品:第1話「無敵!ゲッターロボ発進」、第2話「決戦!三大メカザウルス」
●武器&能力
・空中飛行
 空を飛び回ることができる。
・竜巻
 翼を使って突風を巻き起こす。
・3連ミサイル
 翼に備えたミサイル。
・怪音波
 両目から放つ超音波。オープニングで使用。
・ゲッター線測定器
 早乙女研究所のゲッター計画をいち早くキャッチした。
3大メカザウルスの1体で通称「空のバド」。
ザイ、ズーと組むことで抜群のコンビネーションを発揮する。
バドは空中戦に特化した飛行型メカザウルス。飛行速度は速いが、耐久性が低く単体ではやや力不足である。
高速で制空権をとり、訓練中の戦闘機部隊を全滅させ、迎撃に出た戦闘機も撃ち落としている。
武器は翼に左右3つずつ装備されたミサイル。一見合計6発しかないように見えるが、撃った直後に翼内部から補充される。 また円を描くように飛ぶことで突風を巻き起こして敵をたたき落とす他、地上に竜巻も発生させる。
劇中では使っていないが、オープニングで目から超音波を放つ攻撃も見せている。
ゲッタートマホークによって翼を2度もやられ、最後は真っ二つにされた。
戦闘能力は3体の中で見劣りするものの、索敵能力は高いらしくゲッター線を敏感にキャッチしていた。
●その他
オープニングでは口にゲッタードリルをぶちこまれるという派手な倒され方をしている。
劇中では恐竜兵士が操縦しているシーンがあり、メカザウルスは基本的に有人機ということが描写されている。
ゲームでは戦闘機扱いされているが、実際はかなり強い。

メカザウルス・ザイ
●プロフィール
・分類:陸戦型メカザウルス
・パイロット:恐竜兵士
・全高:25m
・重量:300t
・登場作品:第1話「無敵!ゲッターロボ発進」、第2話「決戦!三大メカザウルス」
●武器&能力
・地中移動
 地底を移動することができる。
・鋭い角
 鼻先に備えた2つの角。
・突進攻撃
 角を使った強烈な突進。
・小型ミサイル
 角から発射するミサイル。
3大メカザウルスの1体で通称「陸のザイ」。
ズー、バドと組むことで抜群のコンビネーションを発揮する。
ザイは陸上での戦いに特化し、耐久力の高さとパワーが自慢。角を使って地中を掘り進むことできる。
抜群のパワーを活かし、ダムを破壊して暴れ回り水力発電所を襲った。 武器は角から発射する小型ミサイルだが、その持ち前のパワーと図体による体当たりこそ最大の武器。
撃ち落とされたゲッターロボを体当たりではね飛ばし、3体で痛めつける活躍を見せる。
2度目のゲッターとの再戦ではゲッター2のゲッタービジョンに翻弄され、地中へ潜るが 追いついてきたゲッターのゲッタードリルによって胴体をぶち抜かれて木っ端みじんに吹き飛んだ。
3大メカザウルスもゲッター線防御装置によってゲッタービームを防ぐ。
●その他
バドとズーがオープニングに登場しているので見落としがちだが、ザイはオープニングに登場していない。
また作画も使い回しが多い上に出番も少ないと不遇。

メカザウルス・ズー
●プロフィール
・分類:水陸両用型メカザウルス
・パイロット:恐竜兵士
・全高:45m
・重量:480t
・登場作品:第1話「無敵!ゲッターロボ発進」、第2話「決戦!三大メカザウルス」
●武器&能力
・水中移動
 水中を泳いで移動できる。
・尻尾攻撃
 太く長い強力な尻尾。締め付けにも威力を発揮。
・火炎放射
 両首の口から吐く火炎。
・怪光線
 両首の目から放つ光線。初登場時に使用。
・噛み付き
 鋭い歯を使った噛み付き。
3大メカザウルスの1体で通称「海のズー」。
ザイ、バドと組むことで抜群のコンビネーションを発揮する。
ズーは水中戦を得意とする水陸両用のメカザウルスで、単体での戦闘能力も最も高い。
水中を自由に泳ぎ回り、タンカーや港を襲った。 主な武器は2つの首から吐く火炎。これは水中でも威力を発揮する。 接近戦でも高い能力を持ち、特に長い尻尾による攻撃は最後までゲッターロボを苦戦させた。
最後はゲッター3の大雪山おろしでふっとばされ、ゲッターミサイルを口に受けて爆発した。
●その他
テロップでは「ズウ」であり当初はズウの名前だったが、今日では「ズー」が正式名称に落ち着いたようだ。
オープニングではゲッター2を水中に引きずり込むが、ゲッターアームによって片首をちぎられ、劇中と同じ方法で倒されている。
サキ以上に強く、スーパーロボット大戦でもα外伝と第2次αではかなり強い。

メカザウルス・バジ
●プロフィール
・分類:特殊作戦型メカザウルス
・パイロット:人工知能
・全高:?
・重量:?
・登場作品:第2話、第3話「恐竜帝国レインボー作戦」
●武器&能力
・空中飛行
 ドリル形態で空を飛び回ることができる。
・地中移動
 ドリル形態で地底を移動することができる。
・変形
 殻を自在に変形させる。
・溶解液
 口から吐く緑色の溶解液。
・噛み付き
 ビルをバリバリ噛み砕く口。
・触手
 無数に備えた触手。
・分裂&合体
 切断されると分裂し、合体して元に戻ることもできる。
あらかじめ気球で地上をペンキでペイントした後、ペンキを目印に 地上の建造物を全て食い荒らさせる恐竜帝国レインボー作戦に投入されたメカザウルス。
かなり生物的なメカザウルスであり、色に強い反応を持つために考え出された作戦だと思われる。
作戦の内容、麻酔により眠っているなどの描写から、恐らくは無人操縦であると考えられる。
アンモナイトのような殻は自在に伸びてドリルのように変形し、飛行したり地中を掘り進むことも可能。
強靱な口でビルやガスタンクを噛み砕いて食べ、口からは緑色の溶解液を噴射する。 物理的に真っ二つにされると、切り離された体の両方がその大きさのバジに分裂するという奇っ怪な能力も持つ。
最後は元の1体に戻った所をゲッタートマホークで首を落とされ、ゲッタービームの連続攻撃で倒されたが、 ユーモラスな外見の割に強いメカザウルスであった。
●その他
第2話ラストにも顔出ししているが、全体のフォルム以外はデザインがまるで違っている。
人工知能搭載型のメカザウルス第1号であり、また爬虫類ではないメカザウルス第1号でもある。

恐竜帝国TOP

(C)1974〜1975 ダイナミック企画/東映アニメーション